想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

前へならえしてお金がやってくる

亡くなった父の定期預金の満期のお知らせが来て、
高齢の母が苦労して相続の手続きをした。
その一部を私達子供3人に分けてくれるらしい。
定額貯金が10万単位なのか、100万単位なのか知らない。
でも数万?数十万?が頂けるというのは、とても有難い。

去年は、国から一律10万円の支給があったり、
今年になって、コロナ慰労金20万円が入ったり、
今月も、入院して手術したので、保険会社から
給付金が数十万円入るだろう。
お金が次々と前へならえしてやって来る感じ。

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人生には、
お金が次々と飛び去っていく時期があったり、
ちょこちょこやって来る時期があったりするようだ。

バブルの時は、大群でやってきた。
使っても使っても、次から次とやって来た。
でもその10年後、次から次と去っていく時期になった。
病院で検査代8000円ほど払った夜の帰り道、
傘を差しながら、涙が零れそうになったこともあった。

サ高住で働き出して、
幸せな老後は、お金があれば手に入る
というものではないことを知った。
お金は幸せのバロメーターにならない。
老後資金がちょっと足りないくらいがちょうどいい。
足りない分をどう補うか、工夫するからだ。
充分過ぎるお金を持っている人は、不幸かもしれない。
時間をどう潰すかに頭を悩まし、退屈な余生を送る。

臨時収入に喜ぶ主婦の姉は、
普段はなかなか手が出せない高級化粧品、
「SKⅡ」を買うと喜んでいる。
私は・・・・・・・・もちろん使わずに貯めておく。
貯めたお金(今思えば大金)を
無知と浪費グセで全て無くした過去がある。
もう二度とそんな過ちを犯したくない。
病院の出口で泣きそうになるのは、もう二度とゴメンだ。