想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

想い

昭和のOL

人間の脳の働きの中に 「慣れる」「忘れる」というのがあり、 とくに「慣れる」というのは、 生きていくために、重要なものだと思う。 どんなことにも、「慣れる」ことで、 ストレスが減少し、生きて行ける。昔、OLの仕事の中に、お茶出しがあった。 男性よ…

絶対幸福時間

令和6年度も、住民税非課税の国民に 10万円の給付金を支給、というニュースを見て、 今回は、私も対象だ!!と喜びながら、 こんな政策の対象になって、 喜んでいるようじゃダメだ、と思った。ああ、どうして私は・・と思う時、 私に比べて、あの人は、老後の…

理想の親と従順な娘

弟の相続登記に向けての行動は、 疎遠になっていた姉弟の仲を近づけ、 "家族"の良さを再認識したかに思われた。 でも、心配性、良く言えば堅実な弟の心配が、 母にも伝染し、私を実家に返す話が 再び持ち上がってしまった。うちの家族は、大きく分けると、 …

メンバーは3人

昨日は、澄んだ青い空。雲ひとつ無い空より、 大きな雲が流れる青空の方が好きだな、と思いながら 外出しようとしたら、珍しく弟から電話があった。 大人になってから、というより、 弟が結婚してからは会うことも 話すことも少なくなっていた。4月からの相…

発言は消去出来ない

過去の自分のブログを読んで、 自分が書いたと思えない、こんなこと考えていたんだ、 と思うことがある。 このブログを始めたのは数年前だが、 以前にもやっていて、2500本以上書いている。 これだけ書いていたら、同じようなことを 何度も書いたりする。 前…

らしい姿に

ちょっと早いが、パキラの植え替えをした。 植え替えに適した時期があることを初めて知った。 (5月から10月の間らしい) 植物は、適当に水をあげていれば育つものだと思っていた。 育児経験が無く、めだか以外飼ったことが無い。 生き物を育てていく中で 育ま…

次女の評価額

あれほど親子間で話しをするのが 躊躇われていた"相続"が、普通の話題になった。 去年後半と今年、親族の不幸が続いたために、 手続きの大変さを知ることが多くなって。 親も高齢、子も高齢。 離れて暮らす独身の娘(私)の 母親にとっての価値の低さを改めて…

誕生日はそっとして・・

働いていて忙しい日々の中だと、 忘れてしまう、というか、 考えないようにしていられる誕生日も、 暇な時間に溢れた今は、 しっかり向き合わなければならない。 誕生日ブルーだ。こないだ、『介護保険被保険者証』なるものが届いた。 えっ?私に!?と一応驚い…

"ひとり暮らし"講座

明るくなるのが少しずつ早くなっていて、 起きたくて、毎朝うずうずしている。 でも、下の部屋のクレーマーさんに気を遣い、 布団の中でしばらく待っている。 そして、そぉーっと起きて、 静かに静かにコーヒーを淹れるのだ。ひとり暮らしに憧れた子供の頃と…

雨と作家

続くとうんざりする雨も、 何ヶ月も雨音を聞いていないと、 雨が降ればいいなと思う。 天気予報で今日は雨。雨の描写が印象的だったのは、恩田陸の『きのうの世界』 後半、退屈なところがあったけれど、 集中豪雨の描写はとても印象的で良かった。 その恩田…

電話に出ない

今朝、母が電話に出ない。何回掛けても。そんな時は、悪いことしか考えない。 サ高住で何度も入居者の方を救搬していたから、 その時のことを思い出す。 倒れて起き上がれないんじゃないか、 それとも・・と思う。昨日は、毎年恒例の女子会、 姉と三人で母の…

クッキー缶の責任

65歳の誕生日が近づいている。 ハッピーバースデーというが、 誕生日にハッピー感があったのは、 17歳とか22歳・・せいぜい24歳までくらい。 50代に入ってからは、「おめでとう」と言われると 「めでたいか」と返したくなった。20歳、30歳、40歳・・という節…

繋がらない話

読み進めるのが、苦痛だった。 時々そんな本に出遭ったりする。 知識があるのと文章が上手いのとは、 別なんだなと思う。 私がバカなのかもしれない、 理解力が無いだけなのかもしれない、とも思う。 でも、本を出そうと思うくらいだから、 広く一般の人に読…

ベッドの上で

今朝は、春になりかけていた景色が、 一気に冬に逆戻りしていた。 ベッドの上で、起き上がる時いつも、 予定(仕事)がなくて張り合いがないな、と思う。辞めた職場の求人は、最近になってやっと終了していた。 私が辞めた後、人が定着しなかったのだろう。 1…

パンの雲

ソファーに座って、 青空にポッカリ浮かぶ雲を見ていると、 これが私の住む世界なんだ、と思う。こないだ、おぞましい本に懲り懲りしたので、 『蜜蜂と遠雷』の恩田陸の本ならば、 私向きだろうと、何冊も適当に借りて読んでいた。 何冊か読んだ時にうすうす…

声が人

古い携帯電話に保存されている動画を 時々開いている。 そこに、ひ孫と映る父の姿と声がある。 その声を聞くと、 今でも実家のあの家にいるように錯覚する。 親元を離れた時期が早かったためか、 私の親は、受話器や携帯電話の中の声だ。歳を取ると声が変わ…

後のことはヨロシク

同じ世界で生きていた人が、 他界することが増えたように感じるのは、 自分が歳を取り、自分の知る人も歳を取っているからだ。 もしも今10才なら、知っている有名人の数も少なく、 身内の年令も若く、急にいなくなる怖さを 感じる機会は少なかっただろう。子…

かなしい

感情表現の言葉で、一番好きなのは「哀しい」だ。「悲しい」は、自分の中だけで、どっぷり泣いている感じ。 「楽しい」も「うれしい」も 自分の中だけで、キャーと喜んでいる感じ。 本当のところはわからないが、 「哀しい」は、 切なさや辛さを胸に手を当て…

復路便

あの日、大空の中の飛行機を目で追っていた。本を読んでいると、 最初の頃の断片的な事柄が、 後半にどんどん繋がって行って面白くなる。 60年以上生きていると、自分が登場人物になり、 その面白さをリアルに味わえるようになる。弟(義兄の)に初めて会った…

繋ぐセレモニー

姉の義母が他界した。 義兄のことでいろいろあり、 大変な状況の中での今回の不幸。 施設に入り、95才にもなっていたから、 いずれこういう日が来るとは思っていたのだが、 なんでこう続くのだろう。 姉一家にしてみれば、泣きっ面に蜂だ。姉は新婚当時、義…

一番の贅沢

今日は10℃近くまで上がるらしい。 昨日までダウンを着こんでいたのに、 何を着たらいいのかと悩んでしまう。『フランス人は10着しか服を持たない』を読み返し、 また断捨離魂に火が付いた。 もう捨てるものがないくらい減っているはずなのに、 探せば出て来…

待ち時間

順調に積雪が減ってきていて、 春に近づいて行っている気がしていたが、 今朝は、しんしんと降っている。 また積もりそうだ、とすぐ諦める。 まだ2月なんだし。 楽しみにしているのは、 乾いたサイクリングロードを歩くこと。 この冬、いやこの一年、身体の…

いったい何が恥ずかしいんだろう

転倒して右手首を痛めてから、一ヶ月が過ぎ やっと包帯が取れた。 道産子だって、歳を取ると雪道は怖くなるのだ。 積雪することがほとんどない地域の人は、 人も車も対処法がわからなくて大変だろう。国民健康保険で減免の制度があると知り、 一昨日区役所に…

無意識の目

ドローンが使われるようになってから、 テレビの映像が変わった。 鳥になって遠くから近くから、 いろんな角度から見下ろした景色は感動ものだ。 被災地の映像も、リアルだ。 阪神や東北の地震の時に、ドローンがあれば、 もっと酷い映像が流れたのだろう。…

この1年で

去年の今日、出勤最終日だった。 「辞めると決めてホントに良かった」と思えるような日だった。私が辞めた後のメインの住宅も兼任先もまだ募集状態だ。 ついでに他の住宅も求人したままということは、 立派な建物の外観に反して、危うい管理体制ということは…

耳を見ていて

めまいというのは、珍しい症状ではなく、 それだけで死に直結することはないというが、 経験したことがないと怖いものは怖い。 頭痛や吐き気、手の痺れなどがなかったため、 耳石が原因の「良性発作性頭位めまい」と思い、 病院には行かなかった。 原因は老…

間違ってもいい人

早いもので、仕事を辞めてもうすぐ1年になる。 1年前、言ったことを忘れたり間違えることが続き、 認知症が始まったかと思った。 今思えば、二か所の掛け持ち勤務と 不規則勤務で脳の疲労が溜まっていたせいだと思う。辞めてからも膀胱炎はなかなか治らず、 …

「おばあちゃん」と呼ばれる日

『ガイアの夜明け』で、雑誌『ハルメク』を取り上げていた。 編集の過程を見ていて、 (こういう仕事がしたかったんだよね)と思った。 編集してコラムを書いて・・新聞社で働くという夢は、 新卒の時、業界紙の会社に入社して叶ったはずだった。 でも配属は…

幸せ長者

1万円のお買物券が当たって、 ワクワク感とリッチ感でいっぱいだ。 "リッチ"なんて言い方は古いが、 他の言葉では言い換えられない。 とにかく、リッチなのだ。 この浮かれた気持ちを長引かせるために、 しばらく使わないでおこうと思ったが 使用期限がある…

踊る日本人

歌う芸能人を"歌手"と言っていた時代、 踊りながら歌う人やグループは少なかった。 今は、激しくダンスしながら歌うのがほとんどで、 もう歌手という言い方はしない。 アイドルとかミュージシャン、アーティストと言う。 歌うことがないがしろにされているわ…