想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

マスクが教えてくれたこと

顔のパーツの中でも、目は別格だった。
キレイな目に魅かれて一目ぼれしたとか、
最初にどこを見るかと聞かれたら、
「目」と答える人が多かったはずだ。

メークでも、化粧法がいろいろあるのも、
製品の種類が多いのも目だ。
それほど目は、印象を決める最も重要な位置にいた。
でも、コロナ禍で皆がマスクをするようになり、
その位置が揺るぎ始めた。
マスクに覆われて他のパーツが隠れているにもかかわらず。

二重の大きなキレイな目じゃないのに(むしろタレ目の残念な目)
マスクをしていると、「若い」「可愛い」と言われるようになり、
疑問を感じるようになった。
鼻や口が、悪かったのか???

目は、顔全体の美醜に関わり、性格的なものが表れる。
他人は、隠れている部分を
自分のイメージで美人に作り上げているのだ。

鼻や口には、知性や品格や年齢が表れる。
鼻は年齢的な変化は少ないが、
口、というより口の周りは、最も年齢が表れる場所だ。
話す時、食べる時に、その人の人柄も如実に表れる。
もしマスクが目を覆うものだったなら、
マスク美人は、少なかったかもしれない。

出かける時の装いの最後の締めのポイントは、マスクだ!
ちょっと若作りかな?と思う装いも、
マスクをすると、まーなんとかOKでしょ、となる。
なんせ、マスクは歳を誤魔化せるアイテムなのだから。