想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

遺言書、書いてね

図書館でまた、前に読んだ本を借りてきてしまった。
パソコンに貸出データーがあるはずだから、
「前に一度借りていますよ」と
教えてくれたらいいのにと思った。
昨日は、『サラリーマン 家庭の相続』他3冊を借りた。

弟が母親に、相続の書類を準備させようとしている。
まだ元気で暮らしている母親に、
よくそういうことを言ったなと思った。
父親が他界した時、母と長男である弟が
いろいろな手続きして大変だったのは知っている。
また、去年、父親が他界した奥さんが
手続きに大変な思いをしているのを見ていて、
母に勇気を出してお願いすることにしたのだろう。

弟は、もうあんな大変な思いをしたくない、
というのもあるだろうし、
相続の書類が"遺言書"を意味するなら、
それが無いために、姉弟三人で
均等に財産を分けることや、
話し合いをすることになれば、
姉弟の関係が壊れる可能性もある、と考え、
遺言書を書いて貰おうと思ったのではないか?

財産なんて、そんなにあるわけでもないし・・
私は、相続に関して、無知だし、興味も無かった。
また「相続=親の死」とイメージし、考えないようにしていた。
でも、弟が勇気を出して動いているなら、
私も、姉として、「知らなかった」で済まされないので
勉強しておこうと思った。

この本は、初心者(?)にもわかりやすい内容だ。
読んでいくと、だんだん「相続=親の死」から
「相続=大人として知っていなければならないこと」
に変わって行った。
避けて通りたいことも、避けないで向き合うと、
受け入れられるようになるものだ。

「知らなかった」と言って、
許され助けて貰えるのは、子供だけだ。