想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

クッキー缶の責任

65歳の誕生日が近づいている。
ハッピーバースデーというが、
誕生日にハッピー感があったのは、
17歳とか22歳・・せいぜい24歳までくらい。
50代に入ってからは、「おめでとう」と言われると
「めでたいか」と返したくなった。

20歳、30歳、40歳・・という節目の誕生日を前にすると、
必ず気持ちが重くなった。

天国に向かうエスカレーターに乗っていて、
その節目の階に降りる時、着いてしまったと思う。
でも、次の階へ向かうエスカレーターに乗ると、
次の階が近づくまでは平気なのだ。
30歳を重い気持ちで迎えても、
31歳32歳33歳…は、平気だったし楽しかったように。

65歳というのも、節目だ。
高齢者の定義が65歳以上だし、年金支給が始まるし。

節目の憂鬱さをゼロにするために、
楽しいことや新しいことをしていた。
20歳の時は、大好きな小樽へ遊びに行った。
30歳の時は、似合わないのに指輪をして出勤した。
40歳50歳60歳は、。・。・。・。

来月の誕生日を前にして、
今、クッキー缶を探している。
以前、「タイヨウノカンカン」を買って、
気分が上がったことを思い出し、
クッキー缶で、新しい節目の重い気持ちを
中和しようとしている。
今までになく重い節目を、
忘れさせてくれるクッキー缶は、
相当オシャレで美味しくなければならない。