想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

ベッドの上で

今朝は、春になりかけていた景色が、
一気に冬に逆戻りしていた。
ベッドの上で、起き上がる時いつも、
予定(仕事)がなくて張り合いがないな、と思う。

辞めた職場の求人は、最近になってやっと終了していた。
私が辞めた後、人が定着しなかったのだろう。
1年が過ぎていた。
今後また求人する必要が無いように…と思う。

入所している伯母を
施設のブログの写真で見る事が出来る。
前より一層頬がこけ、痩せたように見える。
母にそのことを伝えた。
でも面会に行く話は出なかった。

母は「(伯母の状態は)歳なのだから仕方ない」と言う。
激変している姿を見たくないというのもあるだろう。
面会に行っても、喜ばれるわけじゃない、
という気持ちもあるように思う。
(伯母は認知症が少し始まっているから)
母は、もう残り少ない自分の人生を
いかに楽しく過ごすかだけ考えているようだ。

伯母の気持ちを考えるために、
髪も顔も激変した自分、
介助なしに生活出来ない自分、
ほとんどベッドの上で、
食事だけを待つ生活をしている自分を想像してみた。
そんな生活の中で、家族や友人知人の面会に、
楽しみとか、うれしいとか、そういう気持ちが
どのくらいあるんだろう。
…考えられなくて、思考がストップする。

母や伯母のことを考えることより、
今は自分のこれからの生活や
仕事のことを考えるべきなのだろう。
いずれ、今の母、今の伯母の気持ちが
自然にわかるようになるのだろうから。