想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

母からの封筒

伯母の面会が終わり食事などをして別れる時、
母が封筒を取り出した。
失業していることで心配して、お金を準備していた。
私は、そういう心配をさせたくなくて、
辞めたことを言わなかったが、
前に会った時にバレてしまった。
母親の勘は鋭い。

ずっと、実家の家賃収入分(数万円)を
私に回してもらっていた。
無理して社会復帰をした10年以上前から。
「出世払い」と最初の頃は言っていたが、
今ではただ援助して貰っているだけになっていた。
それにプラスしての今回のお金だった。

転職回数が多いから、
生活不安を感じるようなこともあり、
父が生きていた頃も、やはりそういう私を心配して、
お金をくれたことが何度もあった。
お金を受け取る度に、いつも
親に感謝するのと同時に不甲斐なくて落ち込んだ。

…でも、もう自分を責めるようなことはしないで、
ただひたすら親…経済的に余裕のある実家(お金持ちではないが)に感謝することにした。
不甲斐ない自分を責めて、また頑張り過ぎて、
無理をして、また身体を壊したら、
元も子もないのだから。

ただ、元気で、ただ、生活をしていく。
あとは…遣り甲斐のある仕事を見つけられたら。