想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

大人の駄菓子屋

こないだ伯母の面会に行った時、
前回伯母が食べたいと言っていた、
六花亭」のお饅頭(今回は「六花饅」)を持って行った。
昼食前だから、食後に食べた方がいいと言ったが、
子供のように、食べると言い張った。
おしゃれでしっかり者できちんとした人だった。
コロナ禍で面会に来る人も少なく、
食べたい物も食べられず、
どんな思いをして過ごしていたのだろう。
一緒に入所した伯父さんも亡くなった。
いつも笑顔の伯母だった。
無表情のお面をつけているようになった。
嚥下機能が衰えているので、
小さくして口に入れてあげたら、
美味しい…と、言った。
今度何食べたい?と聞くと、パン、と答えた。
次回は、どこのお店の"甘いパン"を買って行こう。。。

六花亭は、観光客がお土産に買うことが多いと思うが、
実は、地元の人もよく利用する。
その証拠にスーパーに付属した店舗が多い。
肉や野菜を買った後、六花亭で自宅用のお菓子を買うという流れ。
北海道には、六花亭以外にも、美味しいお菓子屋さんはいろいろある。
六花亭が長年愛されている理由は、
多種多様なお菓子があること、良心的な価格、
パッケージや店舗の内装が郷愁を誘い、
駄菓子屋さんで選ぶような楽しさがあること。
そして、何より美味しいこと。

一番人気があって有名なのは、「マルセイバターサンド」
でも私はやっぱり「チョコマロン」が好きだ。
値段は1個、140円。カロリーは、180kcal。
1個で十分、2個は要らないという重さがちょうどいい。
とはいえ、太りそうとういう罪悪感が無くは無い。
だから、3時のおやつタイム、
さあ食べよう~♪とすると、
一瞬、子供の頃、親に隠れて、
悪いことをするような顔になってしまうのだ。