火曜日、母と、伯母の面会に行った。
その日、10才下の従妹が、
私に「会いたい」ということで、叔母と一緒にやって来て合流した。
(従妹と叔母は、こないだ面会に来たばかり)
どうして私に会いたいのだろう?と思った。
(私には親戚の中に会いたいと思うような人はいない)
叔母がガンで入院する時、
従妹を待合室で励ましたり、話を聞いたりしていたから、
それで、姉のように思っていたのかもしれない。
私は会いたいと言われることが少なくない。
でも、実際に会うことはしなくなった。
それが恩師でも、昔の職場の人でも、昔好きだった人でも。
薄情なんだろうか。
いつも会っている人と、久しぶりに会う人とでは、
気持ちの重さが違うのだ。
今の自分が前よりキレイなら堂々と会える。
会いに行って(歳を取ったなあ)という目で見られるのは哀しい。
もし今30代で、10代の頃の知り合いに会うのなら、
そんなことは考えないで、喜んで会いに行くだろう。
会い続けている人には、気軽に会う。
でも、久しぶりに会い、またしばらく会わないだろう人とは、会わない。
自分を傷つけてまで、相手の会いたいという気持ちに
応えなくていいんじゃないかと思うようになった。
やっぱり薄情なんだろうか。
水曜日、たまに会っている友人と、オータムフェストに行った。
天気も良く、大勢の人が行き交う傍らで、
美味しいね、美味しいね、と幸せ気分に浸っていた。
二週間後には、もうひとりの友人と会うことになっている。
会いたい人とは、会っている。