想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

会いたい人

火曜日、母と、伯母の面会に行った。
その日、10才下の従妹が、
私に「会いたい」ということで、叔母と一緒にやって来て合流した。
(従妹と叔母は、こないだ面会に来たばかり)
どうして私に会いたいのだろう?と思った。
(私には親戚の中に会いたいと思うような人はいない)
叔母がガンで入院する時、
従妹を待合室で励ましたり、話を聞いたりしていたから、
それで、姉のように思っていたのかもしれない。

私は会いたいと言われることが少なくない。
でも、実際に会うことはしなくなった。
それが恩師でも、昔の職場の人でも、昔好きだった人でも。
薄情なんだろうか。

いつも会っている人と、久しぶりに会う人とでは、
気持ちの重さが違うのだ。
今の自分が前よりキレイなら堂々と会える。
会いに行って(歳を取ったなあ)という目で見られるのは哀しい。
もし今30代で、10代の頃の知り合いに会うのなら、
そんなことは考えないで、喜んで会いに行くだろう。

会い続けている人には、気軽に会う。
でも、久しぶりに会い、またしばらく会わないだろう人とは、会わない。
自分を傷つけてまで、相手の会いたいという気持ちに
応えなくていいんじゃないかと思うようになった。
やっぱり薄情なんだろうか。

水曜日、たまに会っている友人と、オータムフェストに行った。
天気も良く、大勢の人が行き交う傍らで、
美味しいね、美味しいね、と幸せ気分に浸っていた。
二週間後には、もうひとりの友人と会うことになっている。

会いたい人とは、会っている。