想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

仮想友達

短大の友人と3人で会った。
いつも会っているOさんと、久しぶりのSさん。
Sさんは私が年賀状じまいを伝えているのに、
間違って年賀状をくれたので、寒中見舞いで返信する時に、
来ないかと誘ったのだ。
学生時代は4人グループでいることが多く、
卒業後会う時も、4人のことが多かった。
今回は、残る1人に声をかけようか迷った。

声だしは、学生時代からなぜか私だ。
私が会おう!と言い出さなかったら、会わないままかもしれない。
「なんでいつも私なの?」と言うと、
前からそうだからと笑う2人。
だから、いつもの流れだと、残る1人にも
私が連絡するものと思っていただろう。
でも、結局誘わなかった。
残る1人を避けているわけでも、嫌っているわけでもない。
仲間はずれにしようということでもない。
確かに4人でいることは多かったけれど、
彼女は友達なのだろうか????と思ったのだ。

4人で会う時には、声をかけたから来ていたけれど、
一度も一緒に遊びに行ったことがない、
深い話をしたことがない、電話をしてきたこともない、
相談したりされたりしたこともない・・・・・
私達に会いたいと思っている感じもない。
彼女はいつも、楽しそうに話している3人の傍に
添え物のようにいるだけ。
彼女に会いたいかと考えたら、
私には会いたいという気持ちが無かった。
彼女は今まで声をかけられたから、
一緒にいただけではないか?

彼女は"友達"ではなく、"同級生"なのだと思った。
今回声をかけなかったことを、
そんなふうに2人に話したら、納得していた。
もう若い頃のような"誰とでも友達"を止め、
厳選するようになってきている。