想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

伯母の施設へ面会に行く

先週は親戚の葬儀に出席し、
昨日は伯母の面会の付き添い、と、
簡単に仕事を休んでいるように感じた母は、
「辞めたの?」と言った。
ついに会社を辞めたことがバレてしまった。

昨日は母より4歳上の伯母が入っている施設に行った。
途中の横断歩道の前で、
前のめりに倒れている男性がいた。
腕を持ち、杖を渡して起こしてあげた。
サ高住で働いていたから、何も考えずに
そんなことが出来るようになっていた自分に気づいた。

伯母が入っているのは施設と聞いていたが、サ高住だった。
私が勤務していたところとは全く違う感じで
介護施設という雰囲気だった。
車椅子で連れて来られた人を見て、人違いだと思った。
伯母は丸かった顔の肉が取れ、
全体的に痩せていて、無表情だった。
ペラペラと話す高音の声さえ変わっていた。

コロナ禍で面会出来ない期間を含め、
7年くらい会っていなかったが、
あら久しぶり~という感じにはならなかった。
私の母も伯母の変貌にショックを受けたと
帰ってから聞いた。

サ高住の勤務経験から、
高齢者のことを少しはわかるようになった私は、
伯母のために何か出来ることはないか考えたが、
結局、”老い”の前に無力なのだと、
虚しい気持ちになった。