想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

転職経験は生きるという話

友人以外に電話をする時、緊張したりしないだろうか?
若い頃は、ものすごく緊張した。
とくに求人の件で電話する時などは。
電話はもちろん、面接で直接話す時などは
緊張に緊張しまくっていた。
今でも少しは緊張する。でも少しだ。

小中学校で同級性だった友人が、
私は、手を挙げて自分から話すタイプと言った。
私は、先生に当てられるのが嫌だったと言ったら、驚いていた。
本当に人の前に立って何かをするのが苦手だったのだ。
でも転職して講師になった時、
その"他人の前に立って"説明する仕事と気づきヤバイと思った。
その時考えたのは、"1対多数"と思うから怖いのだ、
"1対1×出席者数"と考えれば怖くない、と思った。
そうして大勢の中の一人に向かって話すようにすると
緊張しないことがわかった。

今、電話をかける時に思うこと、それは、
相手より私は、かなり年上だ、しかも電話の相手より、
多くの職場で、多くの人と電話で話した経験がある
と思うようにしている。
そうすると、私より相手の方が
緊張しているのでないかと思い楽になる。

辞めたサ高住の責任者で、
知的障碍者施設に長く勤務していたと言う人は、
「私は前の職場で人の前に立ちプレゼン(?)していた」とか、
自分がいかに優れているかの発言をする人がいた。
でも結局、新しい職場ではその能力を発揮出来ないばかりか、
尊敬もされないし、人間関係も悪くして辞めて行った。

歳を取るということは、いろいろな経験をして、
知恵を身に着けていくことだ。
同じことを長く続けていて、身に着くプライドなど、
何の役にも立たない。