想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

空室の貼り紙を探して歩いた

約一ヶ月の休み、有休消化。
休んでいても、お金が貰えてラッキー、
と思っていたが、いろいろな問題が起こって
楽しむ間もなく、半分が過ぎた。
仕事探しに、加えて部屋探し・・・・・

昔々、22才位の頃、
初冬の寒い日、住む部屋を探すために、
この街を歩き回ったことがある。
田舎の母に、この町で仕事を見つける気がないなら、
(私が学生時代に暮らした街で)部屋を見つけて来い、と言われたのだ。
当時まだインターネットなどなく、
アパートの貼り紙を探して歩いた。
雪が降りそうな寒い日だった。

あれから何度就職したり、辞めたり、
引っ越しをしただろう。
私の人生のキーワードは、
「転職」と「引っ越し」と「闘病」
私と同年代の友人は、
「介護」とか「離婚」「家族問題」とかが多いのだろうか。
私が今抱えている問題を、姉や友人は抱えていない。
でも彼女達が抱えている問題を、私は抱えていない。

この貴重な休みに、理想の老後へ足掛かりをつけたい。
もう目先の生活費を稼ぐだけの仕事探しじゃない。
資格を持っているとか、得意分野とかじゃなく、
これから、もっと歳を取っていく私にでも出来ること、
歳を取った私が楽しいと思える仕事。
若い頃と違う見方で探すのも楽しいものだ。
それは、部屋探しにしても。

50代まで引きずっていた若い頃の自分の意識を
これからは、未来の自分の意識の先取りに変える。
サ高住の職場でたくさんの先輩方に出会い、
自然にそれが出来るようになったようにも思う。