想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

残る方の人達

朝いつものように、なるべく音をたてないように
過ごしていると、チャイムが鳴った。
ドアを開けないで返事をすると、
また下の部屋の今度はご主人の方だ(口調は穏やかだった)。
「足音をもう少し静かにして貰えませんか?」
下の人が入居したばかりの4年前苦情を言われてから、
気を遣い続けていた。

他の部屋の足音と間違えているのか?
それとも夢遊病者みたいに夜中に歩いているのか、私が?
見覚えのないことで、これ以上言われたくないので、
迷ったあげく、再び、管理会社に電話をした。
部屋に来て、生活音の検証をしてほしいと話した。
管理会社の担当者は、下の部屋の人に連絡をしてくれた。
が、下の部屋の人は、子供(2~3才位)が疲れるから
という理由で部屋に担当者が入るのを断った。
続けて、下の部屋の人の話を教えてくれた。

除雪の音は、それほど問題ではない。
"足音"については、足音に限定するものではない。
要は"朝4時から7時までの生活音"(食器の音など)が
気になり、その時間に目が覚めてしまう、ということらしい。
最大限に音を立てないように気をつけていても、
周りが静かな早朝の時間帯のために、
普通より大きく聞こえたのだろう。
コンシェルジュの仕事を辞めて、朝4時起きはもうない。
でも、どんな仕事に就いても、朝7時まで
静かするというのは出来ないだろう。
やはり、引っ越すしかないのか。。。。

ここが気に入って長く住んでいる私が、引っ越しを考えている…
職場でも、勤務期間が長く入居者に頼られていた私が、辞めた…
世の中、他人のことより、自分の気持ちを
押し通す人の方が残るようになっているようだ。

私がいなくなった職場では、
新しく入った人がすぐ辞めたようで、
人手不足に拍車がかかり、求人に必死のようだ。
残っているスタッフが振り回され疲弊し、
サービスが行き届かない入居者の不安と不満は増していることだろう。
責任者Kは、自分が要因になっているなんて思っていないだろう。

職場、自分の生活、…難題ばかり。