休館日のため、返却口に5冊を流し入れた。
読む本が無くなったから、買うしかないかなと思い、
本屋さんに入った。
一回読んで終わりの小説は、買わない。
買うなら、手元に置いて時々見返すようなものがいい。
介護のコーナーに行った。
これから介護の仕事をするか決めていないが、
いずれ介護する側、介護される側として、
必要になる情報だから。
値段を見ると3千円近くする。
高い・・・痛い。
部屋に戻って、ブックオフで探すことにした。
私(のような人)が本屋さんを潰しているんだと罪悪感が湧く。
(すでに一人暮らしをしていた)高校生の頃、
パルコの冨貴堂(今は無い)で参考書や単行本をたくさん買った。
昔は、中古とか、借りるとかいう感覚が無く、
本は全て新品を買う物と思っていた。
食費を削って買っていた。
今は、そんな大胆な事は出来ない。食費の方が大事。
新品じゃない本を読むことに抵抗も無くなっている。
新しかろうが、古かろうが、面白ければいいのだ。
入院した時は、病院の、
サ高住の時は、娯楽室の、
講習に通っている時は、学校の
本棚にある本をタダで読んでいた。
一冊の本でも、たくさんの人が手にして、
汚れきっているものもあれば、
誰にも開かれることもなく
ピカピカのまま捨てられるものもある。
物を大切にという観点からすれば、前者がいいのだけれど、
経済面からすると、やはり新品が
どんどん売れる方がいいに決まっている。
ああ、私もピカピカの本を
ゴッソリ抱えてレジに行きたい。