想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

本屋さんごめんなさい

休館日のため、返却口に5冊を流し入れた。
読む本が無くなったから、買うしかないかなと思い、
本屋さんに入った。
一回読んで終わりの小説は、買わない。
買うなら、手元に置いて時々見返すようなものがいい。
介護のコーナーに行った。
これから介護の仕事をするか決めていないが、
いずれ介護する側、介護される側として、
必要になる情報だから。

値段を見ると3千円近くする。
高い・・・痛い。
部屋に戻って、ブックオフで探すことにした。
私(のような人)が本屋さんを潰しているんだと罪悪感が湧く。
(すでに一人暮らしをしていた)高校生の頃、
パルコの冨貴堂(今は無い)で参考書や単行本をたくさん買った。
昔は、中古とか、借りるとかいう感覚が無く、
本は全て新品を買う物と思っていた。
食費を削って買っていた。
今は、そんな大胆な事は出来ない。食費の方が大事。

新品じゃない本を読むことに抵抗も無くなっている。
新しかろうが、古かろうが、面白ければいいのだ。
入院した時は、病院の、
サ高住の時は、娯楽室の、
講習に通っている時は、学校の
本棚にある本をタダで読んでいた。

一冊の本でも、たくさんの人が手にして、
汚れきっているものもあれば、
誰にも開かれることもなく
ピカピカのまま捨てられるものもある。
物を大切にという観点からすれば、前者がいいのだけれど、
経済面からすると、やはり新品が
どんどん売れる方がいいに決まっている。
ああ、私もピカピカの本を
ゴッソリ抱えてレジに行きたい。