想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

詐欺とケガの功名

テレビで、LINEを使った投資詐欺の一連の流れを観て、
年末に姉経由で聞いた義兄の話が、これだったと確信した。

詐欺だと周りから言われているにも関わらず、
頑なに相手を信じて、お金を送ろうとした。
一度説得に応じたが、再び送ろうとした義兄。
妻(姉)や娘(姪)の努力もむなしく、
再びそういう行動に出たことで、修羅場になったのだろう。
あの後、姉から連絡は来ていない。

母経由の話で、義兄は車を手放したと聞いた。
パーキンソン病を患い、
誰の目から見ても危険なドライバーだった。
本人だけが「大丈夫」と言い運転を続けていた。
「車まで取り上げたらパパが可哀そう」
と言っていた娘(姪)は、
今回の件で、免許返納を強行させたのだと思う。
通院は、娘(姪)が送り迎えをするらしい。

若い頃、紳士服のモデルのような姿だった義兄。
彼は、絶対君主だった。
妻(姉)は、夫(義兄)に従うだけ。
親から夫に寄生して生きているようだった。

その絶対君主の役割が、娘(姪)に代わろうとしている。
(今更妻に代わるわけがない))
義兄は、見た目は病気のために変貌しているが、
中身は今までと変わっていない。
でも、バレンタインデーのお礼のメールが
今までと違っていた。
暗いオーラをひしひしと感じた。
今、あの家族に笑顔はあるんだろうか。

今回の件で、免許返納が実現したのは本当に良かった。
あと、心配なのは、義兄の心。