テレビで、LINEを使った投資詐欺の一連の流れを観て、
年末に姉経由で聞いた義兄の話が、これだったと確信した。
詐欺だと周りから言われているにも関わらず、
頑なに相手を信じて、お金を送ろうとした。
一度説得に応じたが、再び送ろうとした義兄。
妻(姉)や娘(姪)の努力もむなしく、
再びそういう行動に出たことで、修羅場になったのだろう。
あの後、姉から連絡は来ていない。
母経由の話で、義兄は車を手放したと聞いた。
パーキンソン病を患い、
誰の目から見ても危険なドライバーだった。
本人だけが「大丈夫」と言い運転を続けていた。
「車まで取り上げたらパパが可哀そう」
と言っていた娘(姪)は、
今回の件で、免許返納を強行させたのだと思う。
通院は、娘(姪)が送り迎えをするらしい。
若い頃、紳士服のモデルのような姿だった義兄。
彼は、絶対君主だった。
妻(姉)は、夫(義兄)に従うだけ。
親から夫に寄生して生きているようだった。
その絶対君主の役割が、娘(姪)に代わろうとしている。
(今更妻に代わるわけがない))
義兄は、見た目は病気のために変貌しているが、
中身は今までと変わっていない。
でも、バレンタインデーのお礼のメールが
今までと違っていた。
暗いオーラをひしひしと感じた。
今、あの家族に笑顔はあるんだろうか。
今回の件で、免許返納が実現したのは本当に良かった。
あと、心配なのは、義兄の心。