想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

落とし穴

姉家族は、親戚の中で一番
経済的に将来の不安のない堅実な家族だった。
転職を繰り返したり、縦断の旅に出かけたり、
温泉巡りをしたり、思うがまま楽しい時間を
過ごして来た私とは、全く違う思考回路を持っていた姉家族。

再びの義兄の思いも寄らぬ行動に、地獄に逆戻りし、
姉からメールが届いたきり、娘(私の姪)に話したであろう後に
どうなったかわからない。
まるで、テレビドラマで、
この後どうなるの?と思う衝撃場面で、
続きは、来週のお楽しみ、となったようだ。
今回はお楽しみどころか、どんな修羅場があったか、
聞くのが怖くて電話が出来ず、ひたすら返信を待っている。

以前「退職金はあまり残っていない」と義兄が言ったのは、
子供が親の怒りを減らすために、
少しずつ白状していくようなやり方だったのではないか。
実際に大金を騙し取られていて、
それをなんとか取り返すために、聞く耳を持たなくなり、
また馬鹿な行動に出てしまったとしか考えられない。
最初に想像したとおりなのか?

人生ってどこに落とし穴があるかわからない。
落とし穴があると気付かないで、
落ちてしまうことがあれば、
落とし穴に入る覚悟で、落ちてみたら、
落とし穴じゃなかったとか。

私は、もう今の姉家族の心配より、
今回のことから、どんな風に変わっていくかに興味がある。
無駄遣いだと思わないで、少しでも楽しいと感じることを
どんどんやって行ってほしいと思う。
お金に執着することから離れたら、
きっと新しい思考回路が出来るだろう。