また、義兄が詐欺の犯人にお金を送ろうとした。
自分が行けないから、妻(私の姉)に頼んだようだ。
義兄は、詐欺だとまだわかっていなかったのだ。
「口座を作るための10万円を送金してくれたら、
投資で儲けたお金の中から2千万円をその口座に入れる」
という話をまだ信じている。
その話をしているLINE友達を、信頼仕切っている。
娘(私の姪)が、スマホの電話番号を替えたり、
いろいろ手を尽くしてきたことが無駄になった。
義兄は、替えた後、また相手に連絡して繋がったのだ。
もう洗脳されたようになっている。
元々の性格もあるし、パーキンソン病のせいもある。
実体の無い相手を、心の拠り所にしてしまったら、
もう、どうしようもないのだろうか。
心に大きな空洞を持った人が多く、
詐欺の被害は無くならない。
馬鹿だなとかいうより、哀れだ。
今年、妻と愛猫を亡くした知人は、
まだ悲しみの海に深く沈んでいる様子が、
たまに更新されるブログからわかる。
何か出来ることはないか、
元気づけられはしないかと思うが、
年賀状だけの付き合いになっていた彼に対して、
差し出がましい気がして出来ない。
私は、父が他界した時、一年間くらい、
現実と受け止められなくて、毎晩、
髪を洗う時に泣いていた。
そうやって喪失感と戦ってきた。
♩ みんな 孤独で 辛い ♩ (『真夜中のギター』より)
淋しさや悲しみは、他の誰かに癒して貰うものではない。
自分ひとりで消化していくもの。