想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

再びの詐欺問題と『真夜中のギター』

また、義兄が詐欺の犯人にお金を送ろうとした。
自分が行けないから、妻(私の姉)に頼んだようだ。
義兄は、詐欺だとまだわかっていなかったのだ。
「口座を作るための10万円を送金してくれたら、
投資で儲けたお金の中から2千万円をその口座に入れる」
という話をまだ信じている。
その話をしているLINE友達を、信頼仕切っている。

娘(私の姪)が、スマホの電話番号を替えたり、
いろいろ手を尽くしてきたことが無駄になった。
義兄は、替えた後、また相手に連絡して繋がったのだ。
もう洗脳されたようになっている。
元々の性格もあるし、パーキンソン病のせいもある。
実体の無い相手を、心の拠り所にしてしまったら、
もう、どうしようもないのだろうか。
心に大きな空洞を持った人が多く、
詐欺の被害は無くならない。
馬鹿だなとかいうより、哀れだ。
 
今年、妻と愛猫を亡くした知人は、
まだ悲しみの海に深く沈んでいる様子が、
たまに更新されるブログからわかる。
何か出来ることはないか、
元気づけられはしないかと思うが、
年賀状だけの付き合いになっていた彼に対して、
差し出がましい気がして出来ない。

私は、父が他界した時、一年間くらい、
現実と受け止められなくて、毎晩、
髪を洗う時に泣いていた。
そうやって喪失感と戦ってきた。


♩ みんな  孤独で  辛い ♩   (『真夜中のギター』より)



淋しさや悲しみは、他の誰かに癒して貰うものではない。
自分ひとりで消化していくもの。