夜中に目が覚めることはあまりなかったが、
一度目が覚める日があると、
途中覚醒グセがついてしまう。
眠ろうとするとますます眠れなくなる。
眠るというのは、無意識的なことだから、
意識したら眠ることは出来ない。
起きてしまって何かを考え出すと
頭が冴えて眠れなくなる。
そんな時、真夜中の音を探してみるが、
何も聞こえない。
子供の頃は、家の軋む音さえ怖くて
布団にもぐって必死に眠ろうとしていたものだ。
昔、夜中でも除雪をする音が聞こえた。
今は、クレームを言う人が増えたせいか、
夜遅くには聞こえない。
この除雪をする音というのは、
昼間でもかなりの轟音だ。
積雪しない地域の人が聞いたら、驚くだろう。
ずっと雪国に住んでいる私でも、
その音が怖くてドキドキするくらいだ。
例えて言うなら、家のすぐ近くを
ミニゴジラがピーピーという音と共に走り回り、
家を壊そうとしているような音。
(ピーピーというのは、除雪車がバックする時の音)
一昨日とその前日、経験したことの無い暖かい2月があり、
道路がザクザクになった大量の雪に覆われた。
それをミニゴジラが解消してくれた。
が、今朝また積もっている。
でももうミニゴジラはやって来ないだろう。
残った雪の始末は、春にバトンタッチするから。
昨晩、途中覚醒防止のために、
枕元近くにラベンダーのオイルを数滴落とした。
効果テキメンで、もう真夜中の音を探すこともなく、
今朝はスッキリ目が覚めた。