想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

ラベンダーと冬の轟音

夜中に目が覚めることはあまりなかったが、
一度目が覚める日があると、
途中覚醒グセがついてしまう。
眠ろうとするとますます眠れなくなる。
眠るというのは、無意識的なことだから、
意識したら眠ることは出来ない。

起きてしまって何かを考え出すと
頭が冴えて眠れなくなる。
そんな時、真夜中の音を探してみるが、
何も聞こえない。
子供の頃は、家の軋む音さえ怖くて
布団にもぐって必死に眠ろうとしていたものだ。

昔、夜中でも除雪をする音が聞こえた。
今は、クレームを言う人が増えたせいか、
夜遅くには聞こえない。
この除雪をする音というのは、
昼間でもかなりの轟音だ。
積雪しない地域の人が聞いたら、驚くだろう。
ずっと雪国に住んでいる私でも、
その音が怖くてドキドキするくらいだ。
例えて言うなら、家のすぐ近くを
ミニゴジラがピーピーという音と共に走り回り、
家を壊そうとしているような音。
(ピーピーというのは、除雪車がバックする時の音)

一昨日とその前日、経験したことの無い暖かい2月があり、
道路がザクザクになった大量の雪に覆われた。
それをミニゴジラが解消してくれた。
が、今朝また積もっている。
でももうミニゴジラはやって来ないだろう。
残った雪の始末は、春にバトンタッチするから。

昨晩、途中覚醒防止のために、
枕元近くにラベンダーのオイルを数滴落とした。
効果テキメンで、もう真夜中の音を探すこともなく、
今朝はスッキリ目が覚めた。