想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

待ち時間

順調に積雪が減ってきていて、
春に近づいて行っている気がしていたが、
今朝は、しんしんと降っている。
また積もりそうだ、とすぐ諦める。
まだ2月なんだし。
楽しみにしているのは、
乾いたサイクリングロードを歩くこと。
この冬、いやこの一年、身体の不調で、
遠くまで歩く元気や勇気が無くなってきていた。
足裏のもみほぐしで快方に向かってから、
俄然、力が湧いてきた。
春が待ち遠しい。

冬になると雪国では、冬眠に近い生活になる。
一年中同じように活動していられる地域に比べて、
いろんな面で格差が生じるのはしょうがないと思う。

雪国の、春になったら!という、
春への期待や希望は半端ない。
春が来ることがわかっているから、
待つことが苦痛ではない。

春が来るかどうかわからない、
いつ来るかわからないならば、
どんなに重苦しい日々を送ることになるだろう。
生きて行く中で、入院生活や求職生活、浪人生活、避難生活、介護生活・・
今の生活から抜け出せる日を待つような出来事は、多い。

いつ来るかわからない日々は、
「待たない」というのが、
良い待ち時間の過ごし方なのではないかと思う。
待っているというのは、
今が、あってはいけない時間の過ごし方だと思うことだから。

入院生活や求職生活で、
長い待ち時間を何度も経験したが、
良い思い出として、受け入れられるようになった。
これが生きる力に変わっていけばと思う。