想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

未婚と既婚の憂いの差

お盆に街中を歩くと、家族の集団が多いことに気づく。
遠方から帰省している子供家族がドッキングして、
大人数の集団だ。
そんな中にいると、いくら独りが好きな私でも、
ちょっとだけ、引け目を感じる。
私に、味方がいない。
涼しい顔をして横断歩道を歩く一匹狼か。

友人の近況を読んだ時、
母が私に「(独身だから)自分一人のことだけ
考えていればいいから(いいよね)」と言ったことを思い出した。

友人のお母さんは療養病棟に入院中。
離婚して実家暮らしの妹さんは腰の手術でこれから入院。
加えて、叔父さんが危ないという話もあり。
ご主人の世話や家事をしながら、
面会や親戚付き合い...
いくらその友人が社長(元)と結婚したとしても、
(ご主人はガンで手術したこともある)
娘さんが医者と結婚していても、
こんなに憂いの多い日々、幸せなんだろうか。。。。。。。

私の憂いといえば、働いていないから
少ない貯金が減っていき将来の生活が不安ということくらい。
母は、88才とは思えないくらい体力があり、
遊びに行ったり、こっちにやって来たりする。
そんなことはその友人に悪くてあまり話せない。
姉も弟もそれなりに憂いを抱えているけれど、
私を巻き込むようなことはない。
私は、私だけの憂いに向き合っていればいいのだ。
だから、暑い暑いと言いながら、
チョコバッキーを食べたり、
カラオケで歌ったりの呑気な日々を送っている。。。。。。。

結婚をした方が良かったのか、
しなくて良かったのか。今はまだわからない。

夏の終わりのこの時期、"繋ぎトンボ"がやたら目に付く。
繋がっていないトンボに、妙な親近感を持っている。