お盆に街中を歩くと、家族の集団が多いことに気づく。
遠方から帰省している子供家族がドッキングして、
大人数の集団だ。
そんな中にいると、いくら独りが好きな私でも、
ちょっとだけ、引け目を感じる。
私に、味方がいない。
涼しい顔をして横断歩道を歩く一匹狼か。
友人の近況を読んだ時、
母が私に「(独身だから)自分一人のことだけ
考えていればいいから(いいよね)」と言ったことを思い出した。
友人のお母さんは療養病棟に入院中。
離婚して実家暮らしの妹さんは腰の手術でこれから入院。
加えて、叔父さんが危ないという話もあり。
ご主人の世話や家事をしながら、
面会や親戚付き合い...
いくらその友人が社長(元)と結婚したとしても、
(ご主人はガンで手術したこともある)
娘さんが医者と結婚していても、
こんなに憂いの多い日々、幸せなんだろうか。。。。。。。
私の憂いといえば、働いていないから
少ない貯金が減っていき将来の生活が不安ということくらい。
母は、88才とは思えないくらい体力があり、
遊びに行ったり、こっちにやって来たりする。
そんなことはその友人に悪くてあまり話せない。
姉も弟もそれなりに憂いを抱えているけれど、
私を巻き込むようなことはない。
私は、私だけの憂いに向き合っていればいいのだ。
だから、暑い暑いと言いながら、
チョコバッキーを食べたり、
カラオケで歌ったりの呑気な日々を送っている。。。。。。。
結婚をした方が良かったのか、
しなくて良かったのか。今はまだわからない。
夏の終わりのこの時期、"繋ぎトンボ"がやたら目に付く。
繋がっていないトンボに、妙な親近感を持っている。