想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

「おばあちゃん」と呼ばれる日

ガイアの夜明け』で、雑誌『ハルメク』を取り上げていた。
編集の過程を見ていて、
(こういう仕事がしたかったんだよね)と思った。
編集してコラムを書いて・・新聞社で働くという夢は、
新卒の時、業界紙の会社に入社して叶ったはずだった。
でも配属は経理だった。
1年も持たずに辞め、あれから転職人生が始まった。

それはそうと、『ハルメク』は
米寿を過ぎた母が愛読していたから、
母世代を対象にしているのかと思ったら、
50代60代が対象の雑誌だった。
母より、私向きの雑誌なのだが、
雑誌をパラパラと見た時にあまり興味を持てなかった。
読者モデルも、同世代ではないと思った。
でも、同世代どころか下の世代の方達だったのだ。
私が、60代の自分を自覚出来ないでいるために起こる現象!
自覚出来ていないだけで、
普通に身体や顔は、老化していると言う現実!
普段着ている服も、”らしくない服”が多かったかもしれない。
この年代らしい服っていったいどんな服だろう。
”らしい服”を着たら似合うんだろうか・・・・

「おばさん」と呼ばれたりしたことがあまりない。
今は”おばさん”と言うのは失礼、みたいな風潮もあるし。
子供を産み育てたことが無い”結婚前の女"のまま歳を取ると、
既婚者とは、明らかに違う見た目(服装や髪型)や考え方になる。
それは悪いことばかりではないが、良いとも言えない。
事実、こうして60代の自分を自覚出来ないことに悩んでいる。
子育てをして、徐々に自分の歳を自覚していっている人には
わからない違和感が、かなり大きい。

このまま「おばさん」と呼ばれることが無くて
いつか急に「おばあちゃん」と呼ばれる時が来る。
おばあちゃんの自分を
受け入れられるだろうかと心配になるが、
さすがに鏡の中のシワシワになった顔を毎日見ていれば、
素直に認められるのだろう(;_;)