想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

動き出した日常

日常というのは、ちょっとした意識の変化で変わり、
動き出すものだ。

「老後の暮らしがイメージ出来ない」と前のブログで書いた。
それは、私には老後が無いってこと?と思った。
つまり、人生の終わりが近いってこと?と思った。
というのも、子供の頃の母の話を思い出したから。
独身の知人が亡くなった時、
「(早死にする運命だった)だから結婚しなかったんだね」
私もそうなのか??
そう思った瞬間、結婚を…ではなく、早く就職しようと思った。
時間が無いのだから。

そんな気持ちで求人検索をしていると、
近場で、勤務時間も前の職場のように
早くから起きなくてもいいような仕事を見つけた。
フルタイムで!しかも社会保険にも加入して!
(そこまでいい条件は望んでいなかったが)
早速紹介状を貰いに行き、応募書類を作り送った。
半年以上、のらりくらり生活を送っていたので、
書類の作成だけでもとても疲れた。
3か月以内の写真は無く、数年前の写真を使う。
(顔は変わっていないだろうと思うのは、自分だけ?)
最後に封書に赤字で「履歴書在中」と書く時、
赤のマッキーが無いことに気づき赤ボールペンを使用。

朝、ポストに投函し、母との待ち合わせ場所に向かう。
母は、新しく出来たハルメクのお店に行きたくてやって来た。
私は、付き人、保護者、同行人。
子供より自由な母に付き合ってグッタリ。
昨日はいつの間にかソファーで寝てしまった。

「老後の暮らしがイメージ出来ない」というのは、
早死にするってことじゃなく、
自分が歳を取ることをイメージ出来ていない、ってことだ。
誰でも、今までのようには歩けなくなると思っていないし、
今までのようにはテキパキいろんな手続きが
出来なくなるなんて思っていないのだ。