母がひとり暮らしになってから、
ひとりのお正月を送らないように、
独身の次女(私)は必ず実家に帰っていた。
シフト制の仕事に就いている時期も、
お正月は休みを頂いていた。
仕事をしていない今、今度のお正月は
ゆっくりと過ごせそうだ。
明日、母がこちらにやってきて、
美味しい物を食べ、買い物をして一緒に帰る。
大晦日に、こないだやり残した大掃除の続きを
ちょこっとして、テレビ観て、お風呂に入って、
元日には、母の手料理と出来合いのご馳走を食べ、
何もすることが無いなぁー暇だなーと
ダラダラと過ごした後、アパートに戻って来る。
こんな退屈なお正月も、貴重な時間だ。
あと何回こんなお正月を
今年米寿を迎えた母と迎えられるか。
限りが見えると、平凡なことでも貴重に感じる。
貴重だから、退屈でも楽しくなくても大切に思う。
大谷翔平は、あの若さであの絶頂期でも
野球選手としての限界が来ることを自覚していて、
悔いのないように過ごしているという。
凡人の私は、限界を感じているのは、
日常生活を送る体力くらい。
でも、これから10年は働きたいと思い続けている。
その後の10年は…
外国で、80才を過ぎてから描き出して
画家になった女性がいると知って、
「80才になったら、絵を描こう!」と20代の頃に決めた。
もう評価とか何も気にしないで・・・・
それまでは、やっぱり生活を考えて仕事はしていきたい。
やりたいと思っていたけれど、やったことがないことを。
来年は、悔いが残らないような一年にしたい。