想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

勉強しようぜ

GWには、子供や孫がやって来て、
うれしい反面煩わしく、
休みが終わって日常に戻り、ほっとする、
という同年代の生活が、独身の私には無い。
受験も就職も結婚も控えていなくて、
向かう先はひとつ。
そこまでどんなふうに過ごしていくか
ばかり考える不毛な日々。
案内人はいない。
自分で探して進んで行くしかない。
それが自分らしく、望みどおりなのだけど・・・

少し前に勉強したいと思っていた、
FP3級のテキストを買った。
参考書を買ったのは、随分久々だ。
昔は、働いている時も、失業中も何かしら勉強していた。
そして資格を取った。
いろいろな資格を持っていると、
「資格マニア」と揶揄する人がいたけれど、
それなりの努力をしていたし、向学心の表れなわけで、
何も持っていない人に言われたくないと思っていた。

新しい勉強を始めると、
今まで無かった目標というか、目的地が出来る。
それが資格取得とか就職に結び付かなくても、
その分野の知識が他人より少し深くなるというのは、
自信にも繋がるし、何より生活にハリが出る。
ただ漠然とひとつの場所に向かっていた道の途中に
目的地のようなものが出来た感じだ。

日本縦断をしようとした時、大きな全国地図を買った。
"本"は、何か始めようとする時のきっかけになる。
これから勉強することは、
すでに常識として皆が知っていることかもしれない。
でも、「私は知らなかった」ことを、知ることで、
最近失いかけていた自信を取り戻せるような気がする。