GWには、子供や孫がやって来て、
うれしい反面煩わしく、
休みが終わって日常に戻り、ほっとする、
という同年代の生活が、独身の私には無い。
受験も就職も結婚も控えていなくて、
向かう先はひとつ。
そこまでどんなふうに過ごしていくか
ばかり考える不毛な日々。
案内人はいない。
自分で探して進んで行くしかない。
それが自分らしく、望みどおりなのだけど・・・
少し前に勉強したいと思っていた、
FP3級のテキストを買った。
参考書を買ったのは、随分久々だ。
昔は、働いている時も、失業中も何かしら勉強していた。
そして資格を取った。
いろいろな資格を持っていると、
「資格マニア」と揶揄する人がいたけれど、
それなりの努力をしていたし、向学心の表れなわけで、
何も持っていない人に言われたくないと思っていた。
新しい勉強を始めると、
今まで無かった目標というか、目的地が出来る。
それが資格取得とか就職に結び付かなくても、
その分野の知識が他人より少し深くなるというのは、
自信にも繋がるし、何より生活にハリが出る。
ただ漠然とひとつの場所に向かっていた道の途中に
目的地のようなものが出来た感じだ。
日本縦断をしようとした時、大きな全国地図を買った。
"本"は、何か始めようとする時のきっかけになる。
これから勉強することは、
すでに常識として皆が知っていることかもしれない。
でも、「私は知らなかった」ことを、知ることで、
最近失いかけていた自信を取り戻せるような気がする。