想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

お荷物にならないために

昨日から母は高齢者の集まり(?)の
一泊二日の旅行に参加している。
部屋に入り浴衣に着替えたところで、
私に楽しそうな声で電話をかけて来た。
学校から帰って子供が母に
今日あったことを話すみたいに。
いつからだろう。
母が子供で、私が母のようだ。
私は子供の頃、泣き言や悩みを母に話して、
慰められたり、まして抱きしめられたことなんて
無かった、と思う。
そして、そのまま、16才で親元を離れ…

今年米寿の母。今回のように旅行に参加したり、
パークゴルフの大会に出たり出来る人は、
同じ年代でどのくらいの割合でいるんだろう。
多くはないが、少なくはない今の時代だ。

サ高住の入居者で、
90才近い方が、後見人の手続きのために、
司法書士と打ち合わせをしていた。
また、今年100才の方(子無し)は、
心不全の持病があり、入退院を繰り返していたが、
いつ、救搬されてもいいように、準備をしっかりされていた。
(何度もブログに書いてきたが)
逆に昔からご主人頼り、子供頼りに生きてきた方は、
70代でも、介護が必要な状態になる方もいた。

年を取ると、弱くなる。
誰かが(子供のいる人は子供が)なんとかしてくれるだろう
と、思うようになる。
子供にとって親は大切で長生きしてほしい存在だから、
優しく甘やかし過ぎてしまう。
でも立場が逆になったら、今度は子供がライオンの親となり、
子である親を時には突き放すことも必要なのではないだろうか。
誰かがなんとかしてくれると思い続けている高齢者は
お荷物の道、まっしぐら…
どちらにとっても良いことはない。

ただ、ずっとご主人頼り、子供頼りに生きてきた方を
自立させようとするのは、かなり難しい。