想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

カルガモの親子がいるッ❕

今朝ウォーキングをしていて、
交通量の多い交差点に差し掛かった時、
道路を渡るカルガモの親子を見つけた。

そこは3車線で、信号が赤になれば、
すぐに10台以上の車が並ぶようなところ。
赤で停まっている先頭の車(会社の車で若い男性が運転している)は、
カルガモの親子に気づいているだろうか?
信号が青になりかけた時、
カルガモの親子はその車の下に入っていった。
(車に轢かれる…)

すると、若い男性は降りてきて、
カルガモの親子を歩道へ追う仕草をした。
でも、親子は逆に道路の真ん中に戻ろうとする。
ハラハラして見ていると、今度は、2台目の車の助手席から、
50代位のお母さんが降りてきて、
上手く歩道に追いやってくれた。

信号はすでに青になっていた。
10台以上も並んだ後続車からは、
あの小さな集団が見えてはいないと思う。
ただ、前の方に何かがあるとは思っていたと思う。

私は、反対側の歩道にいて、振り返り立ち止まって見ていた。
怖いので、立ち去ろうと思ったが、
反対車線側の歩行者が立ち止まって見ていることで、
後続車に、何かあることが伝わるのではないかと思い、
そこにいて見続けた。
後続車は誰もクラクションを鳴らさなかった。
安全な場所に辿り着いたことを見届けて、私はまた歩き出した。
なぜかみんなに(ありがとう)と言いたい気持ちだった。

殺人の(それも猟奇的な)ニュースが多く、
命を軽んじる世の中に、変わってしまったような気がしていた。
でも99%は、今日見た景色の中の人達なんだ。
今日の出来事がニュースになるようなら、
それこそ怖ろしい世の中ということ。