想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

スマホポシェットと米寿

昨日は母の誕生日(米寿)
”女子会”(母・長女・次女の私の3人)は、
毎年やっている。
予約してお寿司や和食というのが定番だったが、
母の歯の調子が悪く、柔らかい物がいいということで、
コメダでグラタンという軽い食事になった。

高齢の母が娘二人に囲まれて歩く姿を見て、
すでに親を亡くしている方や、
子供と出歩くことが無い方にとっては、
羨ましい3人組に見えたかもしれない。
母が来て食事して買い物に付き合う、
そんな普通のことを、リアルタイムに幸せと感じるところが、
若い頃と違う。

姉と私が提げているスマホポシェットを
おしゃれ大好きな母も欲しがり、
いろんなお店に入って、
「これは、安っぽく見える」
「色が浮いて見える」
「ブランドのだから高い」などと意見を言い合いながら、
使いやすく、値段の割に高見えする、
グレイッシュなブルーグリーンのポシェットを買った。
これ1つで明日からの母の生活はバラ色になるはずだ。

母は、家にいる時、子ねずみのように動く。
庭の花の手入れも除雪もする。
運動量が半端なく、好奇心旺盛。
高齢者で介護が必要になる方は、
とにかく動かない、何もしたくないから寝ている、
自信がないから他人に頼る・・・と言う人が多い。
歳を取ったら、誰でも老いるというわけではない。
”老い”も生活習慣病のようなもの。

誕生日のプレゼントは、一人には大きすぎるROYCEの詰め合わせ。
「少しずつ食べてね」と一応言っておいた。
母はきっと、父に供え、近所の人や友人達に配るだろう。