想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

理不尽だらけの世の中で

65才になって年金が満額貰えると喜ぶ姉の
メールを読んで、複雑な気持ちになった。
第3号被保険者の姉は、払っていないのに満額貰える。
第2号被保険者の私は、自分で払っているのに、
免除の期間もあり、満額は貰えない。
ずっと自分で払い続けているのに!
理不尽なことばかりの世の中。
得をしている時は、ラッキーと思って黙っているのに、
損をしていると思うと、怒り大きな声を出す人々。
もういい加減、世の中は理不尽なことばかりなのだと、
わかっていた方がいい。

もう一つ。
「お金」と「幸せ」が比例しないことも、
もう、わかっていた方がいい。
サ高住で暮らす富裕層の方々を見ていると、
経済的な不安が無い生活の中では、
幸せを見つける感度が鈍るものだと知った。

サ高住の内と外の世界で、
高齢者の生活は明らかに違う。
サ高住の外の世界で暮らす高齢者と家族が
介護のことで、経済的に大変な苦労をしていることが多いが、
サ高住の内では、
ゆっくりとした老化、認知症の進行だけ
心配していればいいくらい。
介護が必要になれば、施設へ転居することになるのだが。

幸せと比例しているものは、言うまでも無く、「健康」。
少ない年金、少ない貯金、
少ないお金を補えるものは、「健康」。
健康であれば、お金が多少足りなくても
ささやかな幸せは感じられる。
「健康」の他には、「人」。
自分の存在意味が感じられる人が多くいれば、
それもまた補える要素になる。

なんとか補いながら、今、幸せを感じている。