コーヒーを飲みながら、作文を書く。至福の時。
味が好みの森彦からちょっと浮気して、
宮田屋のお店で買って来たコーヒーを淹れてみた。
淹れ方が悪いのか、お店で飲む味と違う。
食費を節約しても、コーヒー豆は好きな物を買うことにしている。
コーヒーを飲みながら、こんなのんびり生活を続けていたら、
ますます働き出せない脳と身体になっているんだろうなと思う。
でも、バリバリ働いていた時も、
3連休明けには、ボーッとして頭が回らなかった。
だから、あまり心配しないで、求職者であり続けようと思う。
数年前までは、高齢で不安なことが増えた母は、
私との同居を望んでいたと思う。
米寿を過ぎても友人に目標とされるくらい元気で、
楽しく過ごせていることや、
弟が近くにいて頼りになること、
町のセキュリティ対策や近所の付き合いがあることで、
私以上にひとり暮らしを謳歌していると思う。
(充分な年金でお金の不安もないし)
私が住んでいた頃、小さい町とは言っても、
町の中心だったので賑やかだった。
最近の母の話によれば、いたるところが空き家になり、
近所で明かりが付くのは、「うちと〇〇さんのところだけ」と言う。
高齢化と人口減少は、何もあの町だけではないけれど、
母は、ますます寂れていく町にある実家が
私の"終の棲家"になり得ないことがわかって来たようだ。
多くの人が暮らす街に住んでいて、
あちこちにワクワクするお店がオープンしたり、
楽しいイベントが行われていても、
歩くのが不安になって出かけられなくなったら、
都会に住もうが田舎に住もうが同じだとも思う。
私をこの街に住まわせているものは何か。
部屋が気に入っているとか、遊びに行ける場所があるとか、
友人がいるとかだけじゃない。
街のあちこちに、あの時その時のいろんな年代の"私"がいるから。