歌う芸能人を"歌手"と言っていた時代、
踊りながら歌う人やグループは少なかった。
今は、激しくダンスしながら歌うのがほとんどで、
もう歌手という言い方はしない。
アイドルとかミュージシャン、アーティストと言う。
歌うことがないがしろにされているわけではなく、
歌も上手い。そしてダンスも上手い。
一方、日本独特の演歌は、簡単な振り付けはあっても、
激しいダンスをしながら歌うことはない。
テレビで演歌歌手を観ることも少なくなった。
(私も聴かない、歌えない)
日本人が急激に欧米化してきたと感じる。
講師の仕事をしていた頃、
教える時にジェスチャーも有効と言われた。
長くデスクワークでパソコンに向かってばかりいた私は、
体を使って、時にはオーバーアクションで
説明するということに抵抗があった。
まるで直立不動で歌う昔の歌手のよう。
Snow Manのダンスを見ていると、
どうしてあんなに速く動けるのだろう、
あれだけ動いていたら太るわけないよね、と思う。
この歳だから無理なんじゃなく、
若い頃でも、やっぱり無理だったんじゃないかと思う。
リズムに合わせて体を動かし表現するという、
基礎的な何かが遺伝子レベルで無いのだ。
今の若いほとんどの人達には、
親の代から少しずつ浸透した欧米的要素がある。
日本人とは言っても、もう違う人種なのだ。
自分が古い日本人と思う一方で、
IT分野に関しては、どんな進歩にも驚かない。
普及し始めた頃から少しは関わってきたから。
こんなことも出来るよね、と思う。
今年は、ダンスの完コピをしてみたい。
自己満足と美容と健康目的で。
痛む関節だらけの身体で踊れるだろうか?