今年、初詣はこの街と実家の町の神社、2か所に行った。
去年あまりいい年にならなかったのは、
初詣に行かなかったせいかもしれないと・・
おみくじを引いたら、2つとも「末吉」だった。
「末吉」は、「凶」に一番近い「吉」だ。
今年もいい年にならないかも…。
でも、おみくじはあてにならない。
16才で親元を離れるきっかけになった高校受験の失敗の年、
あの年は、「大吉」で、「安心して勉学せよ」だった・・・
人生の大きな分岐点となった受験の失敗について、
親しい友人以外、とくに親には絶対言えないコトがある。
負け惜しみと思われるのも、
なんて馬鹿なヤツと思われるのも悔しいから、
ずっと隠し続けているコトがある。
ほとんど受験勉強を、しなかったのだ。
というのも高校は、普段の成績で、
相応の高校に入れるものだと思っていた。
(結婚が適齢期になったら、誰でも出来るものだと思うように)
今考えると、とんでもない思い込みだった。
勉強をしないで何をしていたか?
ここからは親に絶対言えないこと。
好きな人のことで頭がいっぱいだった。
中学一年で同じクラスになった人が好きで好きで。。
二年生になってクラスが分かれてからも、
その人とたまに会って話しては浮かれ、
廊下や道やグランドで、その人ばかりを見ていた。
その人を想う詩をどれだけ書いてきただろう。
同じ高校を受験することになっていた。
受験会場の下見に行ったら、席はその人の"横"だった。
受験当日の朝は髪をカールして、ウキウキで、
問題文を読んでいると、隣のその人が視界に入り、
数学の「関数」はぶっ飛び、頭は真っ白になっていた。
終わったと思った。
受験勉強をしているふうを装っていたので、
夜食にコーンフレークを食べ続け太った。
食べながら、なぜか「迷路」を作っていた。
次の日友人に見せて喜んでいたが
あの「迷路」は、その後のジブンの人生になった。