これはおかしいよね、と感じることを
改めて行くことは、大事だと思う。
でも・・
パワハラ、セクハラ、極端なことを言ってしまえば、
昔は当たり前だった。
親の世代は、私の時よりもっとひどいことが当たり前だった。
先生に叩かれたり、上司に怒鳴られたりは、珍しくなかった。
今の時代の感覚からすれば、非常識なことが常識だった。
時代は、少しずつ、おかしいよね、
と声を上げる人が増え変わってきた。
確かに性加害事件のように、声を上げて
止めさせるべきおかしいことはあった。
でも、こんな例はどうだろう。
学校で先生の言うことを聞かない生徒が叩かれたということが、
今の時代は、「先生が暴力をふるった」と
部分的に切り取られニュースで流れる。
学校という集団の中で、
ある程度我慢しなければならないことが
我慢出来ない我儘な子供より、
先生の資質を問うような話にすり替えられていく…
今朝、コロナ感染の後遺症に悩む方々が、
国に支援や補償を求めたというニュースを見た。
コロナじゃなくて他の病気の後遺症で
苦しみながら働いている人がいる中で(私も経験している)
なんでもかんでも国に頼り、頑張らなくなっているなと感じた。
おかしいよねと思うことをどんどん改めて行く。
改め続けた結果、生きやすい社会になっているだろうか?
子供の頃に他人から傷つけられたり、
大人にも怒られなかった人には、耐性が作られない。
それが自死や犯罪に繋がっているように思う。
改善するほど、悪化する…そんな矛盾を感じている。
