想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

苦痛な読書

本来楽しいはずの読書が、苦痛な時がある。
全然面白くなくて、退屈で、
でも途中で止められないし(性格的に)
左手の紙の量が減らない時。
返却日は昨日。
予約している人がいるから、延長も出来ない。
昼の1時に仕事が終わり、
昼食も取らずに図書館に行き、
閉館時間の17時までに読んでしまおうと思った。

『コロナ黙示録』という本。
一昨年の末から、チームバチスタのシリーズにはまり、10冊位読んだ。
田口医師、白鳥さん、速水先生に会いたくて、
読み漁っている感じ。
この本にも登場するということで、楽しみにしていた。
・・・・でも、読み始めからなんか変だ。
なんだろう?
これはノンフィクション?
安倍総理のあの事件を主に、
フィクションとは思えない内容。
タイトルにコロナが入っているけれど、なんか違う。
とにかくツマラナイ。
1ページ1ページ捲っても捲っても、
左手に残っている紙の厚さは変わらない。
そんな苦痛な時を3時間、
図書館の片隅で過ごし、閉館30分前に漸く返却した。
面白くないからと途中で投げ出せない性分は、
損だなと思った。

お腹は空くし、首は痛くなってくるし、
なんか得たものがあっただろうか?
あったとすれば、途中で投げ出さなかったという、小さな達成感だけ。
帰り道、野菜屋さんの豪勢なおかずセットを持ったまま、
凍った駐車場で前のめりに転んだ。
無理は良くないなと思った。
途中で止める潔さはやっぱり必要なのだ。
(もうすぐ会社を)辞める、で良かったと改めて思った。