本来楽しいはずの読書が、苦痛な時がある。
全然面白くなくて、退屈で、
でも途中で止められないし(性格的に)
左手の紙の量が減らない時。
返却日は昨日。
予約している人がいるから、延長も出来ない。
昼の1時に仕事が終わり、
昼食も取らずに図書館に行き、
閉館時間の17時までに読んでしまおうと思った。
『コロナ黙示録』という本。
一昨年の末から、チームバチスタのシリーズにはまり、10冊位読んだ。
田口医師、白鳥さん、速水先生に会いたくて、
読み漁っている感じ。
この本にも登場するということで、楽しみにしていた。
・・・・でも、読み始めからなんか変だ。
なんだろう?
これはノンフィクション?
安倍総理のあの事件を主に、
フィクションとは思えない内容。
タイトルにコロナが入っているけれど、なんか違う。
とにかくツマラナイ。
1ページ1ページ捲っても捲っても、
左手に残っている紙の厚さは変わらない。
そんな苦痛な時を3時間、
図書館の片隅で過ごし、閉館30分前に漸く返却した。
面白くないからと途中で投げ出せない性分は、
損だなと思った。
お腹は空くし、首は痛くなってくるし、
なんか得たものがあっただろうか?
あったとすれば、途中で投げ出さなかったという、小さな達成感だけ。
帰り道、野菜屋さんの豪勢なおかずセットを持ったまま、
凍った駐車場で前のめりに転んだ。
無理は良くないなと思った。
途中で止める潔さはやっぱり必要なのだ。
(もうすぐ会社を)辞める、で良かったと改めて思った。