想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

友人と晩年

子供の頃からどんな人を友人にして、
どんな付き合い方をしてきたかで、自分がわかる。

親や姉弟・親戚や近所の人だけの小さい世界から
保育園や幼稚園そして学校に入って、
世界はどんどん広がっていく。
その中で他人と接し、友人が出来る。
一緒に遊んでいて楽しいから、
なんでも話せるから、趣味が同じだから、
自分のことを思って注意してくれるから、
辛い時に一緒にいてくれるから、
だんだん友人と思う理由が変化していく。

小学校の時、「誰とでも遊び、見ていて微笑ましくなる小学生らしい小学生」
と通知表に書かれていた私は、
誰とでも仲良くすることがいいこと、と誤解した。
社会人になっても、それは変わらなかった。
でも、誰とでも仲良くしている自分は本当じゃなく、
本当の自分を出せば、当然、仲良くは出来なかった。

思春期の頃は、好きな人の話、
楽しい話をするだけの親友がいた。。
好きな人の話が出来れば相手は誰でも良かっただけ。
また、自分のことを褒めて(煽てて)
いい気分にしてくれる人を友人に選んでいたように思う。
もちろんすぐに嫌になり付き合わなくなる。
なんて薄っぺらな付き合いしか、
してこなかったのだろうと今は反省している
こんな私でも友人でいてくれている今の2人には感謝している。
彼女達にとっての私の存在意味は、わからないのだけど。

90歳を過ぎれば、(子供がいない人の場合)
友人も家族さえいなくなり
看護師や介護士など、たまたま出遭った人ばかりになる。
どういう関係が築けるのかは、
若い頃、家族や友人とどう付き合って来たかで決まる。
幸福な晩年になるかどうかの分かれ道、
今からでも変えられる、かな?