想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

”ひとカラ”の魅力

3年前、歳と共に衰える喉を鍛えるため、
(将来の誤嚥性肺炎の予防という意味でも)
カラオケに通うことにした。
若い頃は、友人と週三回行くこともあったが、
行かなくなって何年も経っていた。

一人でカラオケなんて恥ずかしいと思った。
友達いない人って思われるんじゃないかと、
また、独りだと楽しくないんじゃないかと。
でも、違った。
一人だと、何も、誰も気にしないで、歌い続けられる。
他の人が歌っている時に、
聴いているふりして、次歌う歌を探さなくていい。
他の人が聴いていないのに、
歌い続ける寂しさ(?)もない。

”ひとカラ”を始めた頃、まず、点数が気になった。
その後、全国順位が気になった。
だんだん高得点や高い順位が出るようになると、
今度は、自分の歌い方や声が気になって、
ビブラートの練習を始めた。
そしてどんな歌い方や歌が、
自分の声に合うのだろうと考えるようになった。
お店で動画を撮り、帰ってから部屋で聴く。
お店で歌っている時は、いい感じだったのが、
部屋で聴くと、全く魅力が無い。
ただ音やリズムが合っていればいい、
というものではないことに気づく。
歌詞に感情が入っていない・・・
でも、昨日撮った動画を聴いてみたら、
やっと自分に合う歌い方が見つけられそうな気がした。
つまり、私は、明るい声で軽く歌う感じが
聴きやすいということ。

喉の筋トレ感覚で通い出したカラオケなのに、
いつの間にか、他人を意識し出している。
姉に「良いね」と感想を貰い、ちょっとうれしかった。