3年前、歳と共に衰える喉を鍛えるため、
(将来の誤嚥性肺炎の予防という意味でも)
カラオケに通うことにした。
若い頃は、友人と週三回行くこともあったが、
行かなくなって何年も経っていた。
一人でカラオケなんて恥ずかしいと思った。
友達いない人って思われるんじゃないかと、
また、独りだと楽しくないんじゃないかと。
でも、違った。
一人だと、何も、誰も気にしないで、歌い続けられる。
他の人が歌っている時に、
聴いているふりして、次歌う歌を探さなくていい。
他の人が聴いていないのに、
歌い続ける寂しさ(?)もない。
”ひとカラ”を始めた頃、まず、点数が気になった。
その後、全国順位が気になった。
だんだん高得点や高い順位が出るようになると、
今度は、自分の歌い方や声が気になって、
ビブラートの練習を始めた。
そしてどんな歌い方や歌が、
自分の声に合うのだろうと考えるようになった。
お店で動画を撮り、帰ってから部屋で聴く。
お店で歌っている時は、いい感じだったのが、
部屋で聴くと、全く魅力が無い。
ただ音やリズムが合っていればいい、
というものではないことに気づく。
歌詞に感情が入っていない・・・
でも、昨日撮った動画を聴いてみたら、
やっと自分に合う歌い方が見つけられそうな気がした。
つまり、私は、明るい声で軽く歌う感じが
聴きやすいということ。
喉の筋トレ感覚で通い出したカラオケなのに、
いつの間にか、他人を意識し出している。
姉に「良いね」と感想を貰い、ちょっとうれしかった。