コインランドリーは、空いているイメージしかなかったが、
昨日は、予想外だった。
今回で2回目の利用の私は、どんな人が利用するのだろうと、
次から次と入ってくる人を見ていた。
生活にゆとりが無さそうに見えるのは、
今の自分がそうだから??
かつて使っても使ってもお金が入ってくる時代があり、
両手に大きな買い物袋を提げながら、
まだ何か買おうと金のイアリングを見ていたワタシ。
病院から出る時、8千円が痛くて、涙を零したワタシ。
どれも自分のことなのだけど、
お金が無かった時代の方が、
たくさん思い出し、愛おしいのはどうしてだろう。
使っても貯まる一方で、郵便局の窓口に
定期を作るために何度も行った。
あの時代、それが当たり前で、
それがずっと続くと思い、
これは私の努力の成果、などと勘違いしていた。
転職後、仕事探しに苦労した。
失業中、運動だけはしていようと、歩いていた。
ウォーキングで訪れた長い遊歩道の遠くを見ながら、
頭の中で『青春の影』を歌い続けた。
惨めだったけど、あの時のジブンが好きだなと思う。
自分に酔っているだけ、
自分を慰めているだけかもしれない。
他人には、とくに親には弱さを見せたくなくて、
頑張って歩いていたのが健気で、好きだなと思う。
今日10月9日は、スポーツの日。
またウォーキングに行こう。
この街に来て何度も歩いている道。
いつか、この道のことも思い出す時が来るのだろう。
(あの頃は、あんなに歩けたナ…)なんて。