想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

テレビも何も無い生活

天気が良いので、コインランドリーに行こうと決めた。
大きなトートバッグ二つに、布団やベッドパッドなどを入れた。
自分の身体位の大きさになった。

ずっとアパート暮らしをしているので、
洗濯物を外に干したことが無い。
実家に住んでいた子供の頃に、手伝ったことがあるくらいだ。
もし外に干せても室内干しをしただろう。
虫が付いたら嫌なので。
そんな室内干しの習慣のせいか、
住む部屋住む部屋で、カビに悩まされた。
人目を気にして窓を開けず、
換気をしていなかったせいもある。

テレビも、洗濯機も、ボイラーも、お風呂も
冷蔵庫も無い生活って、考えられるだろうか?
一人暮らしのスタートは、そんなだった。
灯油も買う量が少なかったから、お店の人に配達して貰えず、
遠く離れたガソリンスタンドから運んだこともあった。
今は、持ち上げること自体辛い。
今では考えられない不便の塊。
でも、我慢出来たのは、
自分がしたくて始めた自炊(親は反対)だったから。
あんな不便な生活には戻りたくないし、出来ないと思う。
それが出来たのは、意地っ張りということと、若かったから。
不便でも、不便でも、楽しかった!

一度、経験しているので、
暮らしに必要な最小限度の持ち物の中で
生活することになっても、
なんとかやっていけるのではないかと思う。
この先にあるそう遠くはない暮らしを考える時。