生で見る事の出来ないもの、それは自分の顔。
最近はめっきり言われることがなくなったが、
他人に可愛いと言われると、こんな顔なのに!?
私の見ている鏡が嘘なのか!?と思ったものだ。
洗面所の鏡、姿見、デパートの鏡…みんな嘘なのか!?
…可愛いというのは、造形的なことじゃなく、
性格的印象的なことだったのだろうと、今は思う。
一人暮らしをしていて困ることの一つに、
食事している時の顔がどんなだかわからないということ。
黙っている時、表情は作れる。でも食べる時は無防備だ。
どうしてそんなことを今更思ったかというと、
昨日友人とファミリーレストランのカウンターに座った時に
向かい側に座っているお客さん(ほぼシニア)を見たから。
母や年上の友人と食事している時も、
口元を見て、(歳だな・・)と感じていた。
歪んだ口から落ちる食べ物。
切ない気持ちになっていた。
ところで、そういう私はどうなんだろうと、
スマホで動画を撮りながら食事してみた。
すると、同じように残念な、
というか、哀れな高齢者だった(泣)
『孤独のグルメ』の松重さんの食べ方は、
上品とは言われていないが、見ていて気持ちいい。
マツコ・デラックスやギャル曽根の食べ方もそうだ。
何が違うんだろうと思ったら、
"口元に神経が行き届いている"ということだ。
ただ食べ物を口に入れて咀嚼しているだけだと、
口元のたるみやシワが目立ち、
お年寄りになってしまう。
食事の時用に、前に置く鏡を買って来ようと思う。
お店で食べる時、
目の前の人に哀れな目で見られないように。