今日は、免許の更新のため、
写真を撮りに行くぞ!と決めていた。
たかが写真にどうしてそんなに気合が入っているかというと、
5年前の写真が、あまりに”気持ち悪かった”から。
もう運転することがないかもしれない。
でも、日本縦断までしたドライブ好きの私だったから、
完全な歩行者に戻ってしまいたくなかった。
スーパーの中にある証明写真ボックスで撮ることにした。
近くにトイレがあり、事前に髪もチェック出来る。
数千円かかる写真屋さんに行くほどのものじゃないし。
それにボックスの方がリラックスして、
いい写真が撮れると思った。
そこは前にも利用したことがあった。
肌の補正も出来る、とは言え、60代の顔だ。
30代の時の顔の記憶があるから、
脳があまりの違いに自分の顔を認識出来なくて混乱する。
この歳になって、また証明写真か・・・と、
ボックスに向かうと、先客がいた。
高齢の夫婦だ。
マイナンバーカードにでも使うのだろうか。
撮り方を店員に教えて貰っていた。
いざ、出来上がった写真を見て、ご主人は一言
「気持ち悪い」
奥様も哀れな表情をして眺めていた。
私は、キレイに撮る方法を調べていた。
まず、髪をすっきり、後れ毛を出さず、
長い髪は首にかからないように後ろに流した。
トップスは、白い色で(レフ版効果)
メークは、影を消し、口紅も明るめでハッキリ入れた。
撮る瞬間には口角を自然に上げ、
息を吐く(そうするとなぜか目が大きくなる)
その結果、予想以上に良く撮れた。
写真を撮るのが嫌で転職を諦めていたけれど、
これなら、また新しい仕事に挑戦してもいいかな?
なんて思ってしまった。