想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

メイン住宅勤務の最終日

辞める挨拶をした方がいいのか、
どんな風に言えば一番いいのか(不安にさせないのか)
退職日が決まってから、ずっと考えていた。
いろいろ考えたあげく、
軽い認知症の方(私がいなくなっても気づかない方)や
最近、入居した方、
完全に自立していて関わりの薄かった方、以外の方全員に
はっきりと「辞める」と「ここにはもう来ない」と
「お世話になりました」と、告げた。

スタッフより入居者の方との関わりが多かった分、
その反応は共通して驚きと寂しさと
どうして辞めるんだ?という怒りだった。
中でも、入居してからとくに関わりの多かったご夫婦の奥様は、
告げている途中から涙目になっていって困った。

介護施設ではスタッフは挨拶しないというところもあるようだ。
でもここは、サ高住。
一般の住宅と同じ常識が求められると思った。
サヨナラも告げずに消えるように辞める、
ということは出来なかった。

○○ロスという言葉があるが、
そういう状態になる人が、
いるかもしれない。いないかもしれない。
昨日の様子を見ていると心配になるが、
そこは、長く生きてきた高齢者。
ちゃんと新しい態勢に馴染んでいくだろう。

責任者Kと会う最後の勤務を終えた帰り道、
\(-o-)/となるかと思いきや、そうでもなく、
(なんで私の方がいなくなることになったのだ?)
という理不尽な思いでいっぱいになった。
要らないのは、むしろKの方ではないのか?と。
でも結果的に私が去ると決めたのだ。
残ったKと遅番専門のM、そして社員採用の若いコの3人
アンタら、せいぜい頑張れよ。