想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

ひとり仕事はいい

定期的に「明日は休み」という甘美な日が訪れるから
この歳になっても働き続けていられる。

私の勤務するサ高住のコンシェルジュは、ひとり仕事だ。
入社した頃、いつ何が起こるかわからない高齢者が
40人以上もいるのに、ひとりで対応か!?と思ったが、
滅多に非常事態は起こらない。
入社して、1年半の間に、
私が遭遇した「いつ何が」の事象は、3度ほどだ。
最近は、めっきり平和で不安の少ない日々を過ごしいる。

ひとり仕事で良かったと思う今日この頃。
シフト交代の時に他の職員と申し送りの時間があるだけだから、
相手が苦手な人でも、その1時間ちょっと
我慢すればいいだけなのだ。

キッチンの調理師から、社員にも関わらず、
辞めるという話を打ち明けられた。
ここで一番長く勤務している遅番専門の
コンシェルジュの言動が、辞める決心をさせたようだ。
前のリーダーが5月に辞め、先月は本社の部長が辞め、
他にも何人も辞めては、新しい人が入ってくる会社。
人が定着しない会社。
会社に問題があり、給与体系に問題あり、働く人にも問題がある。
問題だらけの職場で、私はまだ辞めることを考えていない。

私が仕事で向き合っているのは、対スタッフではなく、対入居者。
入居者は良い方が多い。
その入居者の方々のために働いていると不満を多く感じない。
暇だから、同僚の方ばかり見て(自分のことは見ていない)
あら探しばかりして、悪口を言い合ってる。
そういう人がやたら多い会社だ。
暇なら、仕事を見つけて仕事しろ!
見つけられなかったら掃除をしろ!
と、思っても口には出さないけれど。

ひとり仕事だと、私がいない時の管理室の様子を
噂で聞くだけで、幸運にも見ることが無い。
だから、イライラしなくて済む。
ひとり仕事は、いい。