想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

賢明な脱落者

早速、M住宅の新人が1日で辞めた。
募集記事の中に「充実した研修あり」と書かれていた。
それが会社に不満だらけの今月辞める社員からの引継ぎで、
入居者や会社の悪口を散々聞かされたら、
誰だって、ココはヤバイと感じるはずだ。
20代の好青年だったと聞いて、惜しいと思ったが、
良い人ほど続かない。
彼は、妥当な判断をした。
賢明な脱落者と言おう。

M住宅の入居者は、サ高住の高いサービス料を
払っているのだからと、多くのことをスタッフに望む。
コンシェルジュは、皆、介護の資格を持っていて、
介助も出来ると思っている。
(実際は、資格の無い人もいるのに)
介護の経験もない人もいる(私もそうだった)
避難訓練などもしたことが無い。
だいたいコンシェルジュになるための研修が無い。
「充実した研修」の後、一人、管理室に配属される。

「自立」の方が多いM住宅などは、
入居者対応の仕事も少ない。
午後からのシフトの時、有り余る時間の過ごし方を
自分で見つけられない人は、
ボーーーーーーーーッとし続け、
退社1時間前に急に慌ただしく
共同の大浴場の掃除をしなければならない。
掃除要員のようなものだ。

ここのコンシェルジュは、
火事も救急もほぼ無い田舎町の消防隊員!?
消防士なら、安定した給料や賞与があるからいい。
ここの仕事は、未来のある若者にはオススメしない。
現役を半分退いた60代の私だから、
こんないい加減な職場で、ちゃんとしていない会社でも、
辞めないで楽しんで勤め続けていられるのだ。