想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

憂いの無い世界

心配したとおり、2回目のワクチン接種後の
副反応は、1回目の時同様、大変だった。
接種したのは、モデルナ。
入居者の方も、母も、周りの高齢者には、
副反応はほとんど無かった。
ファイザーだったからなのか。

一昨日3時に接種し、
その日の夜までは何も変化が無かった。
夜中に寒気の後に急に身体が熱くなって、
打った左手の他に右手も足にも痛みが出た。
ワクチンと戦っているリンパ節の場所?
次の日、父の命日で実家に帰る予定は、
さんざん迷った挙句、止めることにした。
こんな状態では、お墓までも歩けない。
4時間毎にアセトアミノフェンを飲み、
ベッドやソファーに寝て、痛みと倦怠感に耐えていた。

病気でも無いのに、
こんな状態に耐えなければならないなんて。
昨日会場で接種していた人達も皆、
今日、こんな状態になっているんだろうか??
情けない気持ちで、晴れた秋空を窓越しに眺めていた。
身体の調子が悪い時って、
職場のいろいろな憂い事ばかり考えてしまう。
もう、憂いの無い世界へ行きたい、と思った。
憂いの無い世界なんて、この世に無い。
そんな暗い気持ちでその日最後の薬を飲み、
早めにベッドに入って寝た。

そして今日は、3日目の朝。
接種した左手以外の痛みは消え、平熱に戻っていた。
昨日一日無駄にしたような気になった。
これで安心、かと思いきや、
岸田総理が3回目のワクチン接種がどうのっていう
ニュースを見た。
えーーーーーーーーーっ、
また昨日みたいな日を過ごさなきゃならないの!?
ああ、憂いの無い世界へ行きたい。