こないだ救搬の手配をした90代男性のHさんの奥様は、
「大腸が爆発寸前だった」と教えてくれていたが、
実際は「大動脈が爆発寸前」で、大腸ガンも見つかっていた。
高齢ということもあり、戻っては来れないかもと
思っていたが、退院してくると聞いた。
年令的に手術はムリなので、薬で抑えながらの生活になる。
戻って来れて良かった…また会える。。。
入居者の中でも、とくに関わりの多い方だったので、
うれしかった。
実の母親の心配をするように、
二つの住宅を合わせた70名の入居者の心配をする。
そうすると疲れて身が持たなくなる。
ビジネスと割り切って!と先輩に言われ、
わかってはいるけれど、
休みの日にも心配をしてしまうのだ。
仕事を忘れるためには、カラオケに行くのが一番だ。
無になれるから。
でも最近、腰から下とくに足に嫌な症状があり、
悪化させないようにと、今日は一日部屋にいることにした。
あちこち片付けたり掃除しながら、
ひとりの時間を満喫出来た…わけではなかった。
何かに夢中になっていないと
つまらないことを、深く考えてしまう。
新しい責任者のKさんは、あーだとかこーだとか
パートなのに兼務させられて、大変なのに給料が安いとか。
考えれば考えるほど、マイナスの方向に向かっていく。
どうして、いいことだけを考えたり、
思い出したり出来ないんだろう。
でも・・・不思議なんだけど、これだけは言える。
大変だった時代の方が、思い出になっている。
楽な、いい想いをした時代のことって、
忘れてしまっているんだよね。