想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

サ高住入居者の人生いろいろ

サ高住は、お金持ちの入居者の人生を知る所。
介護施設とは、違う空気が流れていると思う。

M住宅は、高級住宅街にあり、
入居者は、K住宅(私のメインの職場)より一層、
お金持ち感が強い。
中でも、90才近くのMさんのオーラは凄い。
歳を取ったら枯れるというのは、嘘だ。人によるのだ。

Mさんは、キラキラとマダムオーラを放ち、
背中は多少曲がっていても、お年寄りという感じがしない。
朝昼夕の食事毎にコーディネートを変え、
髪もウイッグで、ショートにもロングにもする。
迎えに来る友人も、家族も外車に乗っていて、
どこをどう見てもお金持ちのマダムなのだ。

近くのショッピングモールの客層は、
やはりお金持ちでオシャレな客が多い。
「客層が違いますよね」と私が言うと、
「私なんて、その辺の姉ちゃんだから」とMさんは言う。
まず"姉ちゃん"では絶対無い…

K住宅に長く入居されていたOさんが、急遽退居された。
会社経営をしていた息子さんの会社が倒れ、
Oさんの生活援助が出来なくなったからだ。
そのため、Oさんは生活保護を受けることになり、
今のサ高住より格安の所へ転居されたのだ。
生活保護を受給するのは難しいと聞くが、
こんな場合は、すぐに手続きが出来るようだ。
Oさんは、、親しい人と離れる寂しさはあるが、
今よりシンプルな住居になるが、国からお金を貰って、
今度は介護付きの何不自由の無い生活が続く・・・・・

金銭的な余裕のある、いろいろな老後を見ていて、
幸せな老後に必要なものは、お金が第一のようで、
そうとも言えないという話を
今度書いてみようと思う。