休み明け、あーだるい…、と思いながら、職場に向かう。
でも、心の隅に必ず"正義の味方"は、いる。
それは、入居者が非常事態となれば、
最善を尽くすという緊張感。
昨日は一週間ぶりのメイン住宅勤務だった。
出勤してすぐに体調確認が必要な方がいた。
午前中、庭園の草取り(会社が依頼しているわけではない)を
していて具合が悪くなったという。
ひとり立ちした新しい責任者のKさんは、
軽い熱中症と判断し、部屋で休むことを勧め、
経過観察としているだけだった。
私は、いつもの"ただ事じゃない"という直感で、
訪室し、バイタル測定をして症状の確認をした。
「部屋に戻ってから右足の感覚が一時無くなった」
「何度も吐いた」
「左胸の下側がキリキリと痛み続けている」などなど。
これは、夜中に急変しては大変と思い、
専任看護師に相談したりして、救急搬送することに決めた。
私が聞き取りをしている最中、
心配して訪問していた他の入居者が
新しいコンシェルジュでは、何もしてくれないので不安と
会社の対応の不満を漏らしていた。
人が入ってはすぐに辞めるを繰り返す会社への
不満は、どこの住宅でも絶えない…
新しい責任者のKさんの対応を責めるつもりは無い。
まだ慣れていないからだろう。
(でも以前同じ系列のサ高住で働いていたのだが)
でも、"ただ事ではない"と感じる感覚は、
持ってもらいたいと思う。
搬送された入居者の方は、入院することになった。
「大腸が爆発寸前だった」と同居する奥様が教えてくれた。
まずは、間に合ってよかった。