想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

お金が無いというシアワセ

老後に必要なお金が、2000万って誰が言った?

そんな!!と怒りの声を上げた人も多いが
そのくらいあるという人、意外と周りには多いかもしれない…
でも私は、無い。
負け惜しみで言うなら、40代の時、
その半分近くなら持っていたはず。
どうして消えてしまったか?
それはひとえに、私の経済観念の無さ、甘さ、能天気さ・・のせい。
年金(特別支給)を貰い始める頃になって初めて、
老後の生活費について考えだしたという呑気さ。
今更言ってもしょうがない事。

そこでどうやったら、貯められるか、
いろいろな節約方法を考えている。
無駄な出費を抑えるために、何をしたらいいか。
また少しでもお金を増やそうと、ポイ活にも励んでいる。
一日5円とかクレジットで支払って何十円とか
そんな笑っちゃうほどの小金を得て喜んでいる。
入ってくるお金は限られている。
毎月生活費として出ていくお金は決まっている。
どうやっても、1000万貯めることさえ難しい現実。
今は給与収入があるから、それが全額生活費となり、
特別支給の年金を全額貯金し、
また頸椎の手術をして社会復帰が難しい時、
親に頼んだ援助金を未だに貰い続けていて、それも全額貯金して…
それでなんとか貯金が出来ている状態だ。

バブルの頃、あんなお金の使い方をしないで、
どうして、貯蓄しなかったのだろう・・・

でも、

後悔するつもりは無い。
"無駄遣い"をして過ごしてきた日々に
経験したこと、感じたこと、味わったこと、全てが無いまま、
今ここに何千万のお金が残っていたとして、
それでたった一度の人生が幸せだったと、死ぬ時に思えるだろうか??

ああ、お金が無い…と、思う時、いつも、そう思うのだ。