想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

コロナで踏んだり蹴ったり

前の職場で、コロナ慰労金の対象者になり、
予想外の収入があることに喜んでいたら・・・・・
今の職場、サ高住でコロナの陽性者が出て、
幸せな連休明けに、地獄に突き落とされた。

出社すると救急車で運ばれた入居者様がコロナで陽性とわかり、
早番で対応して正職員のリーダーが
濃厚接触者ということですぐに帰宅した。
その後引き継いだのは、パートの私。
レストランでの食事は、途中から居室下配膳に代わり、
40数人もいる入居者様の食事をトレーに載せて(その時はワゴン無し)
各階、各部屋、しかも室内のテーブルに置いてくると言う作業の繰り返し。
途中から休みだった遅番専門の先輩パートが
応援に駆けつけてくれて少し助かった。
コロナ対策をしながらのいろいろな作業は、目が回るほどだった。

そんな中気になる様子の方がいて、
コロナ対応で見逃してはいけないと、
一段落した段階で、部屋を訪れたら、
ベッドの下で倒れていた!!
応援にきていた課長に来てもらい、救急車で運ばれ入院。
次の日、くも膜下出血と聞いた。
昨日、軽症だったことがわかり、退院も短くて済みそうで安心した。
もしあの時、様子を見に行かなかったら、
次の日の朝には・・と思うと怖い。
私のその行動は、とくに誰からも感謝されない。
当たり前のことだから。

濃厚接触者だったリーダーが陰性とわかり、昨日出社してきた。
自分の留守中に、自分が責任者のこの施設を守っていた私に、
もぞもぞと小さな声でお礼を言った後、
課長の指示で電話した内容への文句は、
睨みながらハッキリした声で言った。
そして彼女は、課長に待機中の給料の話をしていた。
たぶん有給休暇を使わない有給にしてもらいたいのだろう。

急遽、私は今日休みになった。
疲労困憊だから、休みはうれしいが、給料は減る。
踏んだり蹴ったりとはこのこと。
救いは、前の職場からの慰労金だ。