想うままひとり暮らし

16才から始めたひとり暮らし、60代になった今もこれからも

小さな小さなイベントを

今日のお昼は、昨日テレビで見た『茄子の味噌炒め』
それを作るのを楽しみにしている。
料理が不得意で嫌いな私が、である。

仕事を辞めたこととコロナ禍で
自宅にいるようになって二か月以上が過ぎた。
この住宅街は、元々こんなに静かだったのだろうか??
何もしないでいると
ただ時の流れに流されて、
あっという間に、人生の出口に連れて行かれそうだ。
時間の進みが速いと感じるのは、歳のせいなんだろう。
あと何年働いて、まだまだ現役と思っていられるだろう。

働いていない友人の主婦は、
TVを見ての感想を、LAINで送ってくる。
暇で退屈だから、相手をしてくれる人を探しているのだ。
巻き込まれては大変だ。
でも、ひとり暮らしの身では、少し有り難く思う。
彼女がいなかったら、巣ごもりの間、
人と会話することもなく、
新たな場所を探して働く自信さえ無くしただろう。

現役引退&年金生活の模擬生活を経験して、
人とのつながりや
健康な体を保つこと
ひとりで楽しめる趣味の大切さを強く感じた。

そして、例えば今日お昼の料理のように、
家事などの小さな小さなイベントさえ、
楽しんでやりたいと思うようになった。
道端の花や空や、街行く人々や、
店頭に並ぶモノたちや、
聞こえるものや香りや光、全てのことを。

何も感じないで過ごしていると、
出口が急に目の前に現れるかもしれない。
それは、イヤだ。